英語のリスニング勉強方法について説明します
なんとなく毎日英語を聞いているけど全然聞けるようにならない!
そんな思いを感じたことはありませんか?
そのようなリスニング初心者の悩みを、私が実際に行っているリスニングの勉強法についてお話したいと思います.
読めるものは聞き取れるわけではないので、「読む」練習(例えば洋書や英語のニュース等)をたくさんやるのは、リーディングの向上につながりますが、リスニング力にはあまり影響しません。
一方で、聞くだけで理解できる内容は、文字を読んでも全て理解できるはずです。リスニング力が伸びたら、リーディング力(特に速読力)も上がっていきます。
リーディングとリスニングができたら、ライティングとスピーキングへの相乗効果も出てくる。英語学習において、もし四技能のどれ一つしか力に入れないのであれば、リスニングにフォーカスしてほしいと思います。
[目次]
1.なぜ英語を聴いても理解できないのか
2.間違った勉強法
3.正しい勉強法
4.私の勉強方法
5.まとめ
1.なぜ英語を聴いても理解できないのか
(1)そもそもその単語を知らない。読んでも知らない単語はもちろん聞いても分からない。
(2)その単語の意味は知っているが、発音を知らない。
(3)音のつながりでどう変化しているかを知らない。(リエゾン/リンキング/リダクションなど)
2.間違った勉強法
(1)色んな英語を聞き流してわかった気になっていないか。
(2)オーディオが難しすぎる(自分のレベルにあっていない)
(3)英会話教室に通っているから大丈夫と安心してしまう
3.正しい勉強法
前提としてスクリプトをみても自分で発音できないものは聞いても分からない。
(1)ディクテーション
ディクテーションとは、音声を聞いて一語一語正確に書き取る勉強法です。どの部分が聞き取れていないのか特定できるので、聞き取れない音があるけれども、なぜ聞き取れないのかわからない人におすすめです。
(2)音読
スクリプトを見ながら声に出して読む。
(3)オーバーラッピング
オーバーラッピングとは、英語の音声を聞きながら自分でもスクリプトを音読することです。
(4)シャドーイング
シャドーイングとは、英語の音声を流しながら、その真似をして発音し、出来る限りすぐ復唱していくことです。(スクリプトなし)
4.私の勉強方法
リスニング向上は1日にして成らず、ものすごい地道な作業とその繰り返しが必要です。
私はノートは使わず、ディクテーションはスマホのエクセルに入力し勉強しています。
(1)DUO3.0
まずは英単語の学習、続いてリスニングの学習を実施。
英文の例題が面白いのでまだ楽しく継続できると思います。
「同じものを何度も繰り返し聞く」―実はこれが一番リスニング強化に最大の効果を発揮します。
自分で発音できるようになるまで繰り返しているのか。
この本は、「例文を通して英単語や熟語を覚える」のがウリです。
今でこそ珍しくはないコンセプトですが、この本のホントにすごいところは
「必要な単語を、重複させずに例文を作ってある」ことです。
1600の英単語、1000の英熟語を短い英文560文(45セクション)に集約してあるんです。
2000年発売ながら、72刷、発行部数400万部を超えるベストセラー兼ロングセラーとなっています。英語を勉強する人の中でも、安心、信頼の一冊と言えます。
(2)TOEIC公式問題集
リスニングセクション PART1〜4を何度も精聴する。
公式問題集は、TOEIC公開テストを実施しているETSが出している公式の問題集です。実際のテストと同じプロセスで作成した問題が2回分収録されています。
5.まとめ
英語のリスニングについての勉強法について調べていると、よく、「聞き流すだけで〜」や「ドラマを見るだけで〜」など明確な方法論に裏打ちされていない、甘い謳い文句を掲げた教材を見ることがあります。
確かに大量の英文を聞くことや、ドラマを英語で見る中で得られる「気づき」もあると思います。
しかし、本当にそれらの方法が英語のリスニングを伸ばすうえで最も効果的か、と言われれば、そうではないと考えます。
「リスニング力」と一言で言ってしまえばとてもぼんやりしていて、「英語に触れている中で自然に伸びていくもの」といったようなイメージを抱くのもわかります。ですが実際には、「リスニングできなかったことには確かな原因が存在し、それらの原因を改善するには適切な勉強法がある」ということです。
逆に言えば、正しい方法で勉強を行えば、確実にリスニング力は向上します!是非正しい勉強法でリスニング力を鍛え、英語力の向上に役立ててください!